インド大統領に与党コビンド氏 最下層出身で2人目 

ラム・ナート・コビンド氏=15日、インド・アーメダバード(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】任期満了に伴うインド大統領選の開票が20日に行われた。上下両院議員と州議会議員の計約5千人による間接選挙で、下院によると、与党インド人民党(BJP)が擁立したラム・ナート・コビンド氏(71)が当選した。インドのカースト制度で最下層に位置した「ダリット」出身者で2人目の大統領。

 大統領はインドの国家元首で任期5年。政治の実権は首相が握っており、儀礼的な役割を担うことが多い。2014年に就任したモディ首相がBJP出身であるのに対し、12年に選ばれたムカジー大統領は野党国民会議派で、「ねじれ」が解消されるかどうかが焦点となる。


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