東海道新幹線、さらにシャープに 新型の先頭車両 

東海道新幹線の新型車両「N700S」のイメージ(JR東海提供)

 JR東海は28日、2020年度に東海道新幹線に投入する予定の新型車両「N700S」のデザインを発表した。先頭車両は従来のN700系に比べて両端のふちを立たせたシャープな形にして空気抵抗を低減。ヘッドライトが従来よりも2割大きくなり、発光ダイオード(LED)を採用して視認性を向上させた。

 試験車両を来年3月に完成させ、走行性能や安全性などを確認。東京五輪・パラリンピックが開かれる20年度から営業運転を始める予定。

 JR東海によると、先頭の形状を変えると空気の流れが整うため、走行時の抵抗が減ってエネルギー効率が良くなるほか、騒音や振動が抑えられるという。


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