タカタ、民事再生法申請 負債総額1兆円超、製造業最大 

タカタの本社が入るビル=26日午前、東京都品川区

 欠陥エアバッグのリコール(無料の回収・修理)問題で経営が悪化しているタカタは26日午前、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、受理された。負債総額は最終的に1兆円を超える見通しで、製造業としては戦後最大の破綻。今後は米国企業の支援を受け事業を継続しながら再生手続きを進める。欠陥エアバッグの無償交換は続ける。米国だけで少なくとも11人の死者を出した欠陥エアバッグ問題は、裁判所の管理下で処理が進む。

 子会社のタカタ九州(佐賀県多久市)やタカタサービス(東京)も民事再生手続き開始を申し立てた。東京証券取引所は26日、7月27日付でタカタ株の上場廃止を決めた。


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