有毒のヒアリ「拡散なし」 神戸港で専門家調査 

神戸港で見つかったアカカミアリ(環境省提供)

 神戸港のコンテナヤードで、有毒のヒアリやアカカミアリが相次いで見つかった問題で、神戸市は22日、専門家がコンテナヤードや港のあるポートアイランドを現地調査した結果、2種類のアリの拡散や新たな侵入は確認されなかったことを対策会議で明らかにした。今後もポートアイランドで調査と警戒を続けるとしている。

 会議のメンバーで現地を調べた国立環境研究所(茨城県つくば市)の五箇公一生態リスク評価・対策研究室長は、取材に対し「いずれも侵入初期の発見だったため、コンテナヤードにとどまったとみられる。モニタリングが必要だ」と話した。


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