南海トラフ対策強化で有識者会議 地域特性、切迫度を考慮 

東京都内で開かれた、南海トラフ巨大地震の対策強化を話し合う中央防災会議の有識者会議=26日午前

 東海地震に備えた大規模地震対策特別措置法(大震法)の抜本見直しと南海トラフ巨大地震の対策強化を話し合う中央防災会議の有識者会議は26日、東京都内で会合を開き、津波到達までの時間が短いといった地域特性や地震の切迫度に応じて対策を講じる必要があるとの見解を示した。

 会合では、これまでの論点整理と今後の議論の方向性について意見交換。地震の前兆現象などを把握した場合に、社会の混乱を回避する方策を定めるべきだとの提案も出た。

 有識者会議は、南海トラフ巨大地震発生の懸念が高まっていることを受け、昨年9月に初会合を開催した。


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