築地の土壌から有害物質 数十カ所、移転判断影響も 

築地市場=東京都中央区

 東京都が築地市場で実施している土壌汚染調査で、敷地内の数十カ所で採取した土から法令の基準値を超える有害物質が検出されたことが25日、関係者への取材で分かった。市場を豊洲に移転させるか、築地で再整備するかを巡る小池百合子知事の判断に影響する可能性がある。

 築地市場内での本格的な土壌調査は初めて。都は5月、環境確保条例に基づいて約110地点で実施した。重金属など土に残りやすい物質を対象に、表層から深さ50センチまでの土を採取し、分析した。25日午後に結果を発表し、今後、さらに深く掘って汚染の実態を調べる方針。


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