高浜原発4号機を再稼働 関電、1年3カ月ぶり 

関西電力の高浜原発4号機(手前)。奥は3号機=17日、福井県高浜町(共同通信社ヘリから)

 関西電力は17日夕、高浜原発4号機(福井県高浜町)を再稼働させた。稼働は約1年3カ月ぶり。関電の「稼働原発ゼロ」状態は終わった。原子炉には、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料4体を含む157体の燃料集合体が装填されており、プルサーマル発電を行う。高浜4号機でのプルサーマルは初。6月中旬の営業運転開始を目指す。

 4号機は、昨年2月の再稼働直後に電気系統のトラブルで緊急停止。同3月の大津地裁による運転差し止めの仮処分決定で、3号機とともに運転できない状態が続いていたが大阪高裁が今年3月に取り消し、法的に運転可能な状態になった。


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