2017年4月28日 10:22 | 無料公開
開通した知床横断道路で、通行する車を見送る観光関係者ら=28日午前、北海道斜里町
世界自然遺産の北海道・知床で、冬は積雪のため通行できなくなっていた知床横断道路(国道334号)が28日、開通した。昨年から2年続けて、観光シーズンの大型連休前の開通となった。
横断道路は、根室海峡側の羅臼町とオホーツク海側の斜里町を結ぶ観光の大動脈で、途中の知床峠からは北方領土・国後島を望むことができる。例年11月上旬から半年間、全長27・3キロのうち23・8キロが通行止めになり、北海道開発局が3月から除雪を続けていた。
夜間は路面凍結の恐れがあり、通行できるのは当面、午前10時から午後3時半まで。