政府、米TPP復帰で優遇提案へ 首席交渉官会合で 

 政府は5月2、3日にカナダで開かれる環太平洋連携協定(TPP)首席交渉官会合で、米国抜きの11カ国の交渉で発効した場合、米国が復帰しやすい仕組みを提案する方向で調整していることが27日、分かった。発効後、関税などで不利になった米国がTPPに復帰することへの期待があり、将来的に巨大市場を取り込むため優遇措置を設けたい構えだ。

 米国はTPPに参加する他の11カ国との交渉を経て昨年2月に協定に署名したが、今年1月にトランプ政権が誕生した後、離脱した。


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