首相「新時代の理想描く」 改憲に意欲、施行70年式典 

 衆参両院は26日、憲法施行70周年の記念式典を東京都の憲政記念館で開いた。安倍晋三首相は祝辞で「憲法は、国の未来、理想の姿を語るものだ」と強調。国民主権や基本的人権の尊重、平和主義に触れつつ「憲法の基本原則の普遍的な価値を深く心に刻みながら、新しい時代の理想の姿を描くことが求められている。それが時代の要請ではないか」と、憲法改正に意欲を示した。

 大島理森衆院議長は「国家と国民の将来を見据え、憲法の在り方を真剣に考えなければならない」と述べた。伊達忠一参院議長は、憲法の基本原則の意義に言及し「希望にあふれる未来を、次の世代へ確かに引き継ぐ」と語った。


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