電通3支社幹部、25日書類送検 違法残業疑い、厚労省捜査終結へ 

電通本社ビル=24日午後、東京都港区

 広告大手、電通(東京)の違法残業事件で、地方でも労使協定(三六協定)で定めた上限を超える残業を社員にさせていた疑いが強まったとして、厚生労働省は25日、労働基準法違反の疑いで、法人としての同社と、中部(名古屋市)、関西(大阪市)、京都(京都市)の各支社の幹部数人を書類送検する。捜査関係者への取材で分かった。

 厚労省は既に、過労自殺した新入社員、高橋まつりさん=当時(24)=らに違法残業をさせていた疑いで、電通と当時の上司だった本社幹部を書類送検。高橋さんの労災申請をきっかけに発覚した違法残業事件の厚労省の捜査は終結する。


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