京都・亀岡登校事故から5年 現場通学路で遺族が追悼 

 京都府亀岡市で2012年4月、集団登校中の児童らの列に車が突っ込み、10人が死傷した事故は23日、発生から5年となり、現場の通学路で、亡くなった3人の遺族が犠牲者を追悼した。

 法要には約30人が参加。花を手向けた。小学3年の横山奈緒さん=当時(8)=を亡くした父の博史さん(42)は「事故からずっと苦しいままだ」と振り絞るように話した。

 登校に付き添っていて亡くなった妊婦の松村幸姫さん=同(26)=の父中江美則さん(53)は「人の命を安く扱う無責任なドライバーが増えたように思う。僕らが訴えてきたことが伝わっていない」と悔しそうに話した。


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