「船橋と津田沼、どっちが都会?」 「地元自慢」の武器だった津田沼パルコ 変化する駅前の風景【コラム】

2月28日に閉店する津田沼パルコ
2月28日に閉店する津田沼パルコ

 船橋と津田沼、どっちが都会か-。千葉県の船橋市内の高校に通っていた30年ほど昔、クラスメートとの他愛もない雑談で「地元自慢」が時折テーマに挙がった。

 JR総武線で2つ隣のターミナル駅同士。船橋駅周辺に住む生徒は「東武と西武があるからウチは都会」と主張。一方、津田沼駅方面の生徒は「津田沼にはパルコと丸井がある」と誇らしげだ。

 どちらもそこそこ栄えているので不毛な議論ではあった。が、「若者の街」という面ではパルコのある津田沼に軍配が上がる、との認識は一致した。当時のパルコは、津田沼自慢の〝武器〟とも言える存在だった。若者向けファッションに強い丸井があったことも強みではあったが、店舗規模が小さかったのでそこまでではなかったように思う。

 その津田沼パルコが、きょう2月28日に閉店する。近隣施設との競合激化が背景という。

 大きな転機は、1996年の東葉高速鉄道の開業だった。東京方面へのアクセス手段が増え、JR津田沼駅、新京成線新津田沼駅の乗降客が減少した。さらに、車で買い物に行ける郊外型ロードサイド店の隆盛、インターネット通販の台頭が追い打ちをかけた。

 津田沼は元々、商業戦争が激 ・・・

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