全生徒で時事問題バトル 東国分中(市川)

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 鎌ケ谷市初富の市立西部小学校(大久保俊輝校長、児童数615人)にこのほど、千葉県に伝わる伝統的な井戸掘り技法・上総掘りで井戸を掘り、くみ上げた地下水を引いたビオトープが完成した。

 「上総掘りでビオトープ・西部地区プロジェクト」(代表・山田真彰PTA会長)を発足。昨年10月から児童と保護者ら地域が一体となって人力で井戸掘りを始めた。延べ千人が上総掘りを体験、約1カ月かけて地下水脈に到達した。普段はビオトープに水を引くが地震などの際には緊急災害用井戸としても活用する。

 完成式では児童や自治会長らがテープカット。児童を代表して児童会委員の中平美加さん(12)が「人の力だけで40メートルも掘れるなんてすごい。この自然な水でたくさんの生き物が育つとうれしい」と感謝した。山田代表は「三位一体の取り組みが具現化できた。学習はもちろん地域のオアシスとして大切にしたい」と話した。大久保校長も「ビオトープ作りを通して地域のネットワークができた」と喜んだ。

 井戸水が注がれた池には手賀沼のタナゴや「宇宙めだか」が放流された。同校では、同市内でも珍しい稲田として古代米を植えるなどして活用するという。