法隆寺創建時の南端溝? 若草伽藍、大量の瓦出土

奈良県斑鳩町の若草伽藍跡南側を区切っていたとみられる溝沿いに立つ担当者=2月

 聖徳太子による創建当初の法隆寺跡とされる若草伽藍跡(奈良県斑鳩町)の南側を区切っていたとみられる溝が初めて見つかり、町教育委員会が29日、発表した。若草伽藍は南北約170m、東西約150mと想定されていたが、見つかった溝が伽藍南端だとすれば、南北は想定より15mほど短くなる。

 溝からは数万〜数十万点の瓦片が出土し、大型の破片が残るなど状態が良好だった。焼けた壁土の破片も見つかっており、創建時の法隆寺が火災で焼失した後に、寺の瓦などを処分した可能性がある。

 溝は幅約2m、長さ約16m。深さは50cmほどで、大量の瓦や瓦製品の破片で埋め尽くされていた。


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