クマタカ、繁殖率低下懸念 川辺川ダムの環境影響を公開

ダム建設が予定されている、熊本県相良村の川辺川流域=5月

 国土交通省は28日、熊本県の球磨川支流に建設予定の川辺川ダム計画を巡り、環境影響評価(アセスメント)の準備書に相当する「準備レポート」を公表した。ダム工事で、絶滅危惧種クマタカの生息環境などが変化し、繁殖成功率が低下する可能性などを示した。騒音を抑えるなど対策を取ると説明している。

 約5千ページの準備レポートによると、建設予定地の周辺に生息するクマタカのうち5ペア、ヤマセミでは、4ペアに影響を及ぼす可能性があるとした。

 川辺川ダム砂防事務所によると、クマタカやヤマセミの産卵時期は工事を一時中断するほか、上流部の洞窟内では一部の陸上昆虫のすみかを移すことを検討している。


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