葵祭の斎王代に29歳女性会社員 行列4年ぶりに

葵祭の第65代「斎王代」に選ばれた松井陽菜さん=12日午後、京都市

 京都三大祭りの一つ、葵祭の主催者側は12日、ヒロインとなる第65代「斎王代」に、京都市出身でベンチャー企業を支援する外資系投資会社の社員松井陽菜さん(29)=東京都=を選んだと発表した。祭りは5月15日。見せ場の行列は新型コロナウイルスの流行で中止が続いていたが、4年ぶりに実施される。

 京都市内であった記者会見に振り袖姿で臨んだ松井さんは「伝統ある葵祭が再開され、参加できるのがうれしい。誠心誠意務めたい」と語った。

 松井さんは、京都府医師会の松井道宣会長の次女。中学2年まで京都で過ごし、イギリスに留学した。ロンドン大を卒業後、慶応大大学院を修了した。特技は日本舞踊。


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