日航、受験に「滑らない」お守り 航空機の車輪止めを再利用

日航と羽田神社が手がけた合格祈願のお守りを手にする関係者=23日、東京都大田区

 日航と羽田神社(東京都大田区)は、「チョーク」と呼ばれる航空機の車輪止めを細かくして再利用した合格祈願お守りを作成した。機体が「滑る」のを防ぐことから受験生の縁起物として企画。24日から羽田神社で入手できる。初穂料は千円。

 チョークは木製で長さ約60センチ、重さ約5キロの筒型。車輪の前後に挟んで使う。半年程度で役目を終え、日航では羽田空港だけで2021年度に300本以上を廃棄した。羽田神社で祈祷された後、数センチ程度の大きさに裁断され、翼や航空機のデザインをあしらったお守り袋に納められる。

 担当者は「身に着けて勉強に励んでほしい」と話している。


  • Xでポストする
  • LINEで送る