不登校要因の障害調査を 中学生、文科省に提言

文科省の伊藤孝江政務官(左端)に提言書を手渡す千葉大教育学部付属中の高馨彦さん(同2人目)ら=14日午後、文科省

 自律神経の不調で頭痛や目まいが起こる「起立性調節障害」が要因の不登校が起きているとして、千葉大教育学部付属中(千葉市)の生徒3人が14日、実態調査を求める提言書を文部科学省に出した。障害への無理解により周囲の大人から十分な支援を受けられていないとして、教員らへの周知も呼びかけている。

 起立性調節障害は、自律神経の異常で脳への血流が低下し、体調不良や朝起きられないといった症状が出る。体が変化する思春期に起きやすく、不登校の原因の一つとされる。

 提言をまとめたのは、付属中のゼミで障害について学ぶ3年の高馨彦さん(15)ら。


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