2022年8月10日 18:18 | 無料公開
仙台市は10日、保育所と認定こども園、幼稚園の計23施設に対し、2015〜21年度、補助金計約1億1124万円を余分に支払っていたと発表した。担当者が職員数などの算定方法を誤っていた。1施設当たりの過払い額は最大約2495万円に上り、市は施設側の負担を考慮しながら返還を求めていく。
市の当時の担当者は、15年度から導入された国の「子ども・子育て支援新制度」に基づく補助金の算定方法を誤解。職員数など必要な条件を満たしていないにもかかわらず、加算していた。今年1月、うち1施設との間で補助金を巡る訴訟となり、過去の支払い状況を調べていた際に発覚した。