保育施設に1億円過払い、仙台市 補助金算定ミス

 仙台市は10日、保育所と認定こども園、幼稚園の計23施設に対し、2015〜21年度、補助金計約1億1124万円を余分に支払っていたと発表した。担当者が職員数などの算定方法を誤っていた。1施設当たりの過払い額は最大約2495万円に上り、市は施設側の負担を考慮しながら返還を求めていく。

 市の当時の担当者は、15年度から導入された国の「子ども・子育て支援新制度」に基づく補助金の算定方法を誤解。職員数など必要な条件を満たしていないにもかかわらず、加算していた。今年1月、うち1施設との間で補助金を巡る訴訟となり、過去の支払い状況を調べていた際に発覚した。


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