2022年8月5日 22:13 | 無料公開
サハリン2で液化天然ガスを積み込むLNGタンカー=2021年10月、ロシア・サハリン州(AP=共同)
ロシア政府のウェブサイトに5日、極東サハリンの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の運営を引き継ぐ新会社「サハリンスカヤ・エネルギヤ」の法人登記が掲載された。同日付で新会社が設立されたことになる。
従来の運営会社に出資していた三井物産、三菱商事は新会社に出資を続けるか否かの決定を1カ月以内に迫られる。三菱商事は今後の対応について「日本政府とパートナーと協議の上、検討する」とのコメントを出した。
ロシアはウクライナ侵攻で対ロ制裁を科した日米欧を「非友好国」に指定。プーチン大統領は6月末の大統領令で、サハリン2の事業や権益を新会社に引き継ぐよう命じた。