山形花笠まつりが開幕 3年ぶりに市街地パレード

「山形花笠まつり」が開幕し、紅花で彩られたかさを手に踊る女性=5日午後、山形市

 東北地方を代表する夏祭りの一つ「山形花笠まつり」が5日、山形市で始まり、紅花で彩られたかさを手に、着物や浴衣姿の男女が舞い歩いた。新型コロナウイルスの影響で控えていた市街地でのパレードが3年ぶりに復活。7日まで。

 恒例の「ヤッショ、マカショ」のかけ声は禁止だが、熱気は十分。息の合った踊りに観客が手拍子で応え、会場は盛り上がった。夫婦で訪れた東京都中央区の会社役員岡田真千子さん(63)は「踊っている人の表情を間近で感じられて楽しい。また来てかけ声もしてみたい」と笑顔だった。

 パレードは2020年は中止、21年は会場を山形市の野球場に変更して開催した。


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