日韓財界団体が3年ぶり会合 交流活発化に向け協議

4日、日韓財界団体の首脳会合に参加する経団連の十倉雅和会長(中央左)と全経連の許昌秀会長(同右)=ソウル(共同)

 【ソウル共同】経団連は4日、新型コロナウイルスの影響で途絶えていた韓国の全国経済人連合会(全経連)との首脳会合をソウルで約3年ぶりに開催した。日韓の「未来志向的な関係構築に向けた協力を深化させていくことで認識が一致した」とする共同声明を採択した。冷え込んだ日韓関係の改善に意欲を示す尹錫悦政権の発足を機に、民間レベルの交流活発化を図る。

 全経連の許昌秀会長は冒頭のあいさつで「日韓企業は協力できる余地が多い。経済連携を強化し両国関係を早く正常化しなければならない」と強調。経団連の十倉雅和会長は「日韓首脳の対話が早期に再開されることを願う」と述べた。


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