ゼレンスキー氏、拠点奪還へ決意 「最新鋭武器」支援を要請

記者会見したウクライナのゼレンスキー大統領=3日、キーウ(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシアが制圧を宣言したウクライナ東部ルガンスク州について、同国のゼレンスキー大統領は3日夜のビデオ演説で、最後の防衛拠点リシチャンスクからの軍部隊撤退を認めた。「最新鋭の武器供給を増やし戻ってくる」と述べ、米欧に追加軍事支援を要請、奪還に決意を示した。ロシアは同州を含むドンバス地域2州のうち、残るドネツク州の制圧へ向けて攻勢を強めるとみられる。

 ゼレンスキー氏は3日、オーストラリアのアルバニージー首相とキーウ(キエフ)で会談後に記者会見し「兵器の引き渡し加速で、われわれは優位に戦える」と強調した。


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