首相、沖縄で遊説再開 参院選後半戦入り

JR住吉駅前で有権者と言葉を交わす立憲民主党の泉代表(右)=1日午前、神戸市

 岸田文雄首相(自民党総裁)は1日、沖縄県を訪問し、欧州歴訪で中断していた参院選の遊説を再開した。立憲民主党の泉健太代表は神戸市で演説し「自民党ばかりの国会では駄目だ。対抗勢力が必要だ」と支持を求めた。参院選は選挙期間18日間の後半戦に入り、与野党が活発な論戦を繰り広げる。

 首相は、米軍普天間飛行場がある宜野湾市の商業施設前で街頭演説。沖縄市や那覇市も回り、国政選挙期間中として異例の海外出張で出席した先進7カ国首脳会議(G7サミット)などの成果をアピールする。

 泉氏はJR住吉駅を利用する通勤客らに「政策を提案し安全保障にも責任を持つ、新しい世代の立民に期待してほしい」と呼びかけた。

 公明党の山口那津男代表は大阪市、日本維新の会の松井一郎代表は名古屋市、共産党の小池晃書記局長は宇都宮市でそれぞれ演説。国民民主党、れいわ新選組、社民党、NHK党も支持拡大を目指す。


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