銚子電鉄、6年ぶり黒字 純利21万円、副業が好調

 千葉県銚子市の銚子電鉄(銚電)は30日、2021年度決算で、15年度以来の黒字を達成したと発表した。純利益は21万円で、前年度の741万円の赤字から大幅に改善。副業のぬれ煎餅などの食品や鉄道グッズといった物販の売り上げ増が貢献した。

 経営難からの回復を目指し、自ら積極的に情報発信してきた竹本勝紀社長は「銚電の原動力は電気だけでなく、応援してくれる皆さんだ」と感謝していた。

 銚電によると、総売上高は5億2830万円だった。本業の鉄道部門では乗車人員が前年度より微増にとどまったが、物販部門の売上高は約4億5千万円で前年度より1割超上がった。


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