コロナ、新たな派生型で拡大懸念 1カ月半ぶり感染者増加

新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の会合後、記者会見する脇田隆字座長=30日午後、厚労省

 厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は30日、オミクロン株の新たな派生型「BA・5」の占める割合が24%となるなど、置き換わりが進んでおり、今後、夏休みの影響などで感染者の増加が懸念されるとする評価結果をまとめた。厚労省の提出資料によると、6月29日までの1週間に確認された全国の感染者数は、その前の週と比べ1・17倍でおよそ1カ月半ぶりに増加に転じた。

 1週間当たりの新たな感染者数が前週より増えたのは29都府県に上った。島根は2・92倍で最も顕著となり、大都市でもおおむね増加した。


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