元講師、無期転換後の配転は不当 京都の私立高を提訴

京都地方裁判所=2020年11月、京都市中京区

 私立京都成章高(京都市)の有期契約講師だった40代男性が30日、無期雇用契約に転換した後、図書館事務員に配置転換されたのは不当だとして、学校の運営法人に対し講師としての地位確認を求める訴訟を京都地裁に起こした。

 運営法人の明徳学園は取材に「訴状が届いていないのでコメントできない」とした。

 訴えによると、男性は2010〜21年度、常勤講師としてクラス担任や社会科の授業を担当。21年に労働契約法の「無期転換ルール」に基づき無期契約への変更を申し出たところ、校長から「授業も部活動も持たせない。取り下げて」などと圧力をかけられたとしている。


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