東証大幅続落、411円安 米金融引き締め加速に警戒感

東京証券取引所

 30日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。終値は前日比411円56銭安の2万6393円04銭。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め加速に伴う景気後退への警戒感から、投資家にリスク回避の姿勢が強まった。半導体などハイテク関連銘柄を中心に売り注文が優勢だった。

 東証株価指数(TOPIX)は22・75ポイント安の1870・82。出来高は約13億6400万株。

 FRBのパウエル議長は29日、急速な金融引き締めによる米経済減速の可能性を認めつつ「より大きな過ちは、物価の安定を取り戻せないことだろう」と物価高抑制を優先する姿勢を示した。


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