北朝鮮、統制強化を検討か 「集団免疫」に言及

朝鮮労働党書記局拡大会議に臨む金正恩党総書記=27日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は28日、平壌で27日に朝鮮労働党書記局拡大会議が開かれ、公安、司法部門への指導強化や党活動の改善問題などが討議されたと報じた。統制を強める検討が行われたもようだ。会議を指導した金正恩党総書記が当面の課題などに関し重要な「結論」を述べたとしているが、具体的な内容は伝えていない。

 これとは別に同通信は、新型コロナウイルス感染症対策で当局が「集団免疫の形成程度」を確認する事業を進めていると報じた。

 同国では感染が疑われる発熱患者数は累計で人口(約2588万人)の18%の473万人弱に上り、実際の感染者はこの数倍いるとみられる。


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