米画家のサム・ギリアムさん死去 60年代から活動、88歳

 サム・ギリアムさん(米画家)25日、腎臓病のためワシントンの自宅で死去、88歳。米メディアが27日伝えた。

 33年、南部ミシシッピ州生まれ。60年代から画家として本格的に活動し、染色した布を壁や天井からつるす抽象的な作品で国際的に有名となった。72年のベネチア・ビエンナーレ国際美術展では、米国を代表する初のアフリカ系米国人アーティストとなった。

 長年にわたり作品を扱ってきたニューヨークのペース・ギャラリーは「抽象絵画や彫刻を再発明し、後の世代にも多大な影響を与えた。偉大な芸術家だった」と悼んだ。(ニューヨーク共同)


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