知的障害者向け選挙の手引を作成 市民団体、代理投票を説明

「障害をもつ人の参政権保障連絡会」が知的障害者ら向けに作成した選挙のしおり

 7月10日投開票の参院選を前に、知的障害があって自分で書くことが難しい人でも投票できることを知ってもらおうと、投票所の職員が代筆する「代理投票」について説明した手引を市民団体が作成した。当事者や家族、福祉施設などに無料で配布している。

 手引は「知的障害者・家族・支援者のための選挙のしおり」という名称で、A5判12ページ。有識者や障害者団体職員らでつくる「障害をもつ人の参政権保障連絡会」(東京)が作った。

 代理投票は、知的障害者に限らず、自分で書くことが難しい人が投票したい候補者や政党名を職員に伝えて代筆してもらう制度。


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