ロシア国債、利払い期限を迎える 猶予期間後のデフォルトも

ロシア財務省の横を歩く人々=2021年3月、モスクワ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米ブルームバーグ通信などは24日までに、ロシアのドル建てとユーロ建て国債の利払い猶予期間が26日夜に終わり、ロシアが事実上のデフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあると報じた。ロシアは支払ったと発表したが、欧米の制裁の影響で国債保有者に利息が届いていない恐れがあり、市場でデフォルトとの認識が広がる可能性がある。

 この国債は5月27日に計約1億ドル(約135億円)の支払期限を迎えた。利息を受け取れなかった保有者が猶予期間終了後に返済を求めることも想定される。

 ロシアの財務相は23日、「ルーブルで払う以外に方法は残されていない」と語った。


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