半導体不足さらに長期化 米大手「24年まで続く」と予測

 半導体の供給不足がさらに長期化する見通しであることが23日、分かった。世界有数の大手メーカーである米インテルのゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は「少なくとも2024年まで続く」と予測する。デジタル化の進展を背景とした需要の急拡大に、供給力が追い付いていないためだ。自動車や電機といった業界の生産活動に支障が生じており、日本の経済回復の足かせとなる恐れがある。

 経済産業省は今年4月、21年度の世界の半導体需要は新型コロナウイルス感染症が流行する前の19年と比べて20%増えるが、供給能力は8%の増加にとどまるとの見込みを発表した。


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