「責任あるAI」で軍事的優位を 米国防総省が戦略文書

 【ワシントン共同】米国防総省は22日、「責任ある人工知能(AI)戦略」と題した文書を発表した。ロシアや中国とのデジタル競争が過熱する中、AI技術を採用することで軍事的優位を維持し、進化する脅威に対応する必要があると訴えた。AI技術は倫理に基づかなければならないと強調した。

 過去10年のAIを巡る技術的躍進によって、米国を取り巻く安全保障環境は劇的に変化したと明記。「敵や競争相手は世界の安保や平和、安定を脅かす形で、AIを利用した能力に多額の投資をしている」と危機感を示した。

 AI技術の進歩は現代社会のあらゆる分野を変革する力を持っていると指摘した。


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