飛鳥・藤原が3度目の推薦案 2024年の世界遺産目指す

記者会見する奈良県の荒井正吾知事=20日午後、奈良市

 2024年の世界文化遺産登録を目指す奈良県の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」について、県や関係自治体でつくる登録推進協議会は20日、奈良市内で会合を開き、遺産価値を説明した推薦書素案を29日に文化庁に提出することを決定した。素案は過去2回提出し、文化審議会などの意見を踏まえた修正作業が続いていた。今回が最終案になるという。「日本で初めて中央集権国家が誕生したことを示す比類のない資産」とした。

 協議会によると、24年登録には、文化審が本年度の候補に選んだ上で、政府が国連教育科学文化機関に推薦する必要があるが、滋賀県彦根市の彦根城と競合する見通し。


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