「ゾウを幸せにする研究会」設立 千葉・市原の動物園、日本初

「日本のぞうさんを幸せにする研究会」設立を発表する坂本小百合園長(左)=12日午後、千葉県市原市の「市原ぞうの国」

 千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」は12日、日本初となるゾウ研究に特化した団体「日本のぞうさんを幸せにする研究会」を設立した。研究会の会長に就いた同園の坂本小百合園長は、この日の設立発表会で「生態や感情表現、知能などを学んで広く伝えていき、ゾウの気持ちを大切にした飼育の実現を目指す」と話した。

 会には、ゾウの研究で知られる入江尚子さんら国内の研究者のほか、園内外の飼育員ら計10人以上が参加。今後の研究の進展次第では、会員を増やして活動の輪を広げたい考えだ。

 定期的に勉強会を開き、研究成果を年に1回発表、各地の飼育関係者と知見を共有する。


  • LINEで送る