県立高校に「宇宙コース」、大分 24年度、衛星打ち上げ計画受け

 大分県教育委員会は27日、国東市の県立国東高に「宇宙に関するコース(仮称)」を2024年度に新設すると発表した。大分空港(同市)を小型衛星の打ち上げ拠点とする「宇宙港」計画が進む中、宇宙産業に携わる人材育成を目指す。

 県教委によるとコースは普通科に設置し、全国から生徒を募集する。23年秋までに具体的なカリキュラムを検討。大学や企業と連携し、外部講師の授業も想定している。

 大分空港では、複数の米企業がジャンボジェット機を使った人工衛星打ち上げや宇宙ステーションに物資を輸送する「宇宙往還機」の着陸を計画している。地元では関連企業の集積にも期待が高まっている。


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