谷川九段が永世名人襲位 4人目、将棋連盟推薦

谷川浩司17世名人

 日本将棋連盟は26日、21歳の最年少名人記録を持つ谷川浩司九段(60)が「17世名人(永世名人)」に23日付で襲位したと発表した。永世名人襲位は引退後が原則だが、4月に還暦を迎え、これまでの実績と貢献度を考慮し、連盟理事会が推薦、本人も同意した。

 「永世名人」は名人位を通算5期獲得すると、その資格を得る。実力制名人戦になってから永世称号を名乗るのは、故木村義雄14世名人、故大山康晴15世名人、中原誠16世名人に続いて4人目となった。

 谷川17世名人は「永世名人の名前を継ぐことに、身の引き締まる思い。これからも精進を重ねていく所存です」とコメントした。


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