韓国、輸入規制継続の意向 福島など8県の水産物

福島県相馬市の漁港に並ぶ水産物=2019年4月

 【ソウル共同】韓国の趙承煥海洋水産相は25日、日本が解除を求める東京電力福島第1原発事故を受けた水産物の輸入規制を続ける意向を示した。韓国政府の環太平洋連携協定(TPP)への加盟計画に関連し「福島産水産物の輸入は既存の立場に変化がない。国民の安全、健康が重要だ」と記者懇談会で述べた。聯合ニュースが報じた。

 韓国市民の間では、日本産食品の安全性に対する不安が現在も残っており、岩手や福島など8県の水産物の輸入を禁じている。

 TPP加盟は、日本をはじめとする加盟国すべての同意が必要。韓国では農水産業などの業界から加盟に反対意見がある。


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