女性の権利侵害を懸念 安保理、アフガン情勢

米ニューヨークの国連本部=2021年4月

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は24日、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が女性の権利を損なう政策を相次いで導入していることに「深い懸念」を示し、政策撤回を求める報道声明を発表した。

 声明は、女性に公共の場で目の部分以外の顔を覆うよう暫定政権が命じたことに懸念を表明。中等教育の女子通学の全面再開を延期したことを巡っても「全ての女子生徒に学校を再開するという約束を守るよう」改めて要請した。

 声明はまた、アフガンの人道状況についても憂慮を表明した。


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