大分・宇佐に醸造体験施設 清酒特区、地域活性化図る

報道陣に公開された日本酒の体験醸造場=24日午後、大分県宇佐市

 地域活性化を目的とした清酒の少量製造を認める「清酒特区」として、2020年3月に全国で初めて認定された大分県宇佐市の酒造会社「三和酒類」が、日本酒の体験醸造場や飲食スペースなどの施設を整備し、24日、報道陣に公開した。

 同社によると施設は「辛島虚空乃蔵」と銘打ち、28日オープン予定。醸造場では、もろみを混ぜる「櫂入れ」などを体験でき、将来的には希望に合わせたオーダーメードの酒造り体験も検討。飲食スペースでは、限定醸造の日本酒や、県産食材の料理を提供する。

 同社は麦焼酎「いいちこ」などでも知られ、焼酎に使う大麦を原材料とした発泡酒も敷地内で製造・販売する。


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