米大統領の歓待に「和」の趣向 首相、お点前や庭園案内

お茶を堪能する岸田首相(左)とバイデン米大統領=23日夕、東京都港区の八芳園(内閣広報室提供)

 岸田文雄首相は23日夜、バイデン米大統領を東京・白金台の八芳園に招き会食した。八芳園は、広さ約4万平方メートルの敷地に回遊式の日本庭園や料亭、茶室がある。関係者によると、首相自ら庭園を案内するほか、裕子夫人が茶道のお点前でもてなすなど「和」の趣向にこだわり歓待。夫人は使い慣れた茶道具を地元広島から取り寄せたほどの力の入れようだという。

 首相は、くつろいだ雰囲気の中でバイデン氏との信頼関係を深めたい考えだ。日本政府高官も「バイデン氏は韓国訪問からの過密日程が続いている。ぜひ疲れを癒やしてほしい」と語った。


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