米、軍用機で粉ミルク輸入 不足深刻、政権が危機感

 【ワシントン共同】米国で深刻化する粉ミルク不足解消のため、スイスで調達した粉ミルク約35トンを積んだ米空軍の大型輸送機が22日、中西部インディアナ州の空港に到着した。輸入迅速化に国防総省の輸送網を活用する「粉ミルク空輸作戦」の第1便。不足長期化で国民の不満が高まる中、11月に中間選挙を控えるバイデン政権は危機感を強め対策を急いでいる。

 米国の粉ミルク不足は、2月の米大手メーカーの工場操業停止を発端に深刻化。米メディアは空になった商店の陳列棚や、確保に奔走する親たちの様子を連日伝えている。


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