サル痘拡大、中東でも確認 WHO「今後も増加」

サル痘ウイルス(CDC提供・共同)

 【ワシントン共同】世界保健機関(WHO)は21日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」の患者が、これまで継続的に発生してきたアフリカ以外で、欧州と北米、オーストラリアの12カ国92人に拡大したと発表した。28人が疑い例として確認中。この他にスイスと中東イスラエルの保健当局も21日、初めて患者を確認したと発表した。

 WHOは、アフリカ西部や中部の流行地域に関わりのない患者が多数確認されているのは「極めて異常だ」と指摘。患者数や見つかる国は今後も増えるとの見方を示した。情報の周知や患者の発見と隔離などを急ぎ、拡大を抑え込む必要があるとした。


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