知床漁師、回収ジーンズに違和感 ベルト締まった状態

 北海道・知床半島沖で観光船が沈没した現場と同じ半島西側の海底でジーンズなどを発見した地元漁師が21日、取材に応じ、漁の最中で一度は通り過ぎたが「事故関係者のものかもしれない」との疑念がよぎり、引き返して回収したと当時の様子を語った。ジーンズはベルトが締まった状態で「違和感を覚えた」と振り返った。

 ウニ漁師地代所定雄さん(69)は18日午前9時ごろ、観光船「KAZU 1」の沈没現場から北東約12キロにある半島先端近くの「文吉湾」周辺で、水深6〜7メートルの海底に沈む青色のジーンズを見つけた。数メートル離れた海底で灰色のタンクトップと黒のポーチも発見した。


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