日産・三菱、軽EVを発売 共同開発、他社に先駆け投入

日産自動車と三菱自動車が共同開発した軽の電気自動車の日産モデル「サクラ」(左)と三菱自の「eKクロスEV」=20日午後、岡山県倉敷市

 日産自動車と三菱自動車は20日、共同開発した軽の電気自動車(EV)を発売すると発表した。日産モデルは「サクラ」で、三菱自は「eKクロスEV」。他社に先駆けて量販モデルを投入し、市場開拓を狙う。

 車台の共通化や車載電池の共同調達などで車両価格を抑えた。日常生活に十分な距離を走れるようにした。日産が軽EVを量産するのは初めて。三菱自は軽EV「アイ・ミーブ」を2009年に発売したが、21年3月に生産を終了している。

 自動車各社は軽EVの開発を進めている。ホンダは24年前半に発売を計画。スズキとダイハツ工業も25年までに投入を目指している。


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