故尾身幸次元財務相の合同葬 首相「国家発展に多大な功績」

 第1次安倍内閣で財務相を務め、4月14日に89歳で死去した故尾身幸次氏の自民党・尾身家合同葬が20日、前橋市のベイシア文化ホールで営まれた。党総裁の岸田文雄首相が弔辞を寄せ「国家、国民、群馬県の発展に多大な功績を残した」とたたえた。

 首相の弔辞は福田達夫総務会長が代読。葬儀委員長を務めた安倍晋三元首相はあいさつで「尾身氏は情熱の政治家だ。科学技術立国のため見事に成果を上げた」としのんだ。

 尾身氏は旧通商産業省出身。1983年の衆院選で初当選し、8期務めた。橋本内閣の経済企画庁長官として初入閣し、小泉内閣の沖縄北方兼科学技術担当相などを歴任した。


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