2022年5月20日 16:24 | 無料公開
演説するバイデン米大統領=17日、ワシントン(AP=共同)
【ボン共同】バイデン米政権が主導する新たな経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の発足時に日本を含め10カ国程度が参加する見通しとなったことが20日分かった。バイデン大統領が23日に東京で岸田文雄首相も同席して開く多国間会合で首脳らによる宣言を打ち出す。アジアで影響力を強める中国への対抗を念頭に、さらに多くの参加国の取り込みを狙う。
宣言では「公正で強靱な貿易」などによる地域内の経済成長を掲げ、恩恵が広く行き渡る新経済圏への協力を強調する。「貿易」と「クリーンエネルギー・脱炭素・インフラ」「供給網の強靱化」「税と腐敗の防止」が4本柱。