「クアッド」警備、首都厳戒 警視庁1万8千人態勢

日米豪印の「クアッド」首脳会合に向け、米国大使館前で車両検問を行う機動隊員=19日午前、東京都港区

 東京都内で24日に開かれる日米豪印の協力枠組み「クアッド」首脳会合に向け、警視庁は約1万8千人態勢で首都の警戒に臨む。バイデン米大統領が来日する22〜24日の期間中は首都高速道路の交通規制を実施。米大統領の来日は2019年5月のトランプ氏以来で、警視庁は当時と同じ規模の厳戒態勢を敷く。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外との人の往来は減っているが、警視庁の担当者はロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ「国際情勢が厳しい中での開催となる」と指摘。「首脳への攻撃や会議の妨害、サイバー攻撃のリスクが考えられる」と述べ、さまざまなテロを想定して警戒を強めている。


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